天栄長ネギ

落ち葉肥料で天栄長ネギ／特産品化へ来春から本格栽培
--------------------------------------------------------------------------------


　福島県天栄村で生産されている「天栄長ネギ」の栽培に、落ち葉の肥料を使う有機栽培が来春から本格的に始まる。今年から進めている年間を通した出荷に加え、「安全・安心」を消費者に届け、健康野菜・ヤーコンに続く新たな特産品を目指す。
　村内でのネギの集団栽培は平成１５年から試験的に始まり、現在は生産組合（瀬和規吉組合長）の組合員１３人が桑畑だった遊休農地などを利用し、約６ヘクタールで作付している。
　これまでは通常の堆肥を使っていたが、有機栽培にさらに力を入れるため、村内の羽鳥湖高原で採取した落ち葉を利用する。畑に枠を作って落ち葉を敷き詰め、コメぬかを混ぜている。組合員が６日、枠の中に積まれていた葉を崩し、混ぜ合わせる作業に取り組んだ。
　引き続き、村内の白子地区にある作業所で、瀬和組合長ら生産者が今後の取り組みなどを話し合った。兼子司村長をはじめ、村、県須賀川農業普及所、市場関係会社の担当者も訪れ、生産の見通しや技術などについて意見を交換した。
　組合員は新しい肥料を来年の栽培から使用するとともに、土づくりや化学肥料低減などの技術を導入した農家を認定する県のエコファーマーへの登録を目指している。
　長ネギの栽培は市場関係の会社から夏ネギを奨励されたことが契機となり、昨年からは秋・冬の時期にも生産する周年栽培に当たっている。県の補助事業で管理機や結束機などを導入し、共同化・省力化に努めている。村も生産組合を支援しヤーコンに続く新たな特産品としてＰＲしている。

福島新聞より
　落ち葉でだったらすごく自然でいいですねぇ。