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輸入義務米をバイオ燃料に 農水省、エタノール化推進
2006年11月13日06時09分
 農林水産省は、在庫が積み上がっている政府の最低輸入義務(ミニマムアクセス)米を、ガソリンの代替燃料として期待されるバイオエタノールの原料として活用する方針を固めた。米や麦などからエタノールを生産する民間工場で、原料が足りなくなった場合に利用する。年間200億円を超える輸入義務米の保管費用削減との一石二鳥を狙っているが、売却価格は買い入れ価格を下回り、損失が出るのは確実とみられる。
最低輸入義務米の在庫量と保管費用の推移


 農水省は5年後までに、国内でバイオエタノールを年間5万キロリットル生産する態勢を整える方針で、民間工場建設に補助金を出す考え。原料としては、地元産の規格外の麦、くず米などを想定してきたが、作柄によっては不足する可能性がある。このため、保管している輸入義務米のうち古米の一部をエタノール工場に販売し、工場稼働率を維持することにした。売却量や価格などは今後詰める。

 最低輸入義務にもとづく輸入米の在庫は、今年3月末時点で203万トン(玄米換算)に上り、主食用国産米の年間需要の4分の1にあたる。全国各地の倉庫で保管する費用は、今年度は217億円に上る見込みだ。

 政府は93年にコメ自由化を受け入れ、高関税を課す代わりに一定量の輸入義務を受け入れた。現在は米国、豪州、中国、タイなどから年間約77万トン輸入している。

 ただ、国産米の売れ行きに影響を与えないように、主食用への販売は年約10万トンに抑えている。みそや焼酎などへの加工用と、途上国への食糧援助に、同約20万トンずつ使っているが、在庫は膨らみ、保管費用も増える一方だ。会計検査院などから在庫圧縮を求められた農水省は、用途の多様化を模索していた。

 エタノール原料に回すと売却損が出るのは必至だ。政府は毎年、輸入義務米の買い入れに300億円余りの税金を投じており、購入価格は1キロあたり30~60円。これに対し、バイオエタノールの価格をガソリン並みに抑えるには、原料米の価格を同15~20円にとどめる必要があるとみられる。

 安倍政権はバイオ燃料の利用拡大に力を入れている。これを受けて農水省はバイオエタノールの国内年間生産目標を、ガソリン消費量の1割にあたる600万キロリットルに設定した。今後、生産量が増えれば、輸入義務米の原料転用が大きく膨らむことも予想される。

 これに対して米国など輸出国からは、日本の農家を保護するために外国産米を主食用として販売せずに燃料の原料に回すことに、反発が出る可能性もある。

     ◇

 〈キーワード:バイオエタノール〉 植物からつくるエタノール(エチルアルコール)。原料は米、麦、サトウキビ、トウモロコシ、廃木材など。加熱して発酵させ、蒸留してアルコール分を取り出す。ガソリンと混ぜて使うのが一般的で、日本では3%まで混入できる。北海道や沖縄県など6カ所で実証試験が始まっており、生産量は年間計30キロリットル。

asahi.comから
 米っていうのがねぇ。
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