ミシシッピ州

カトリーナ被害ミシシッピ州、規制緩和でカジノに活気
　【ビロクシー（米ミシシッピ州）＝大塚隆一】昨年夏の大型ハリケーン「カトリーナ」で壊滅的な打撃を受けた米南部ビロクシーでカジノが規模を拡大して次々と再開している。復興の促進策として規制が緩和されたためだ。

　ビロクシーはルイジアナ州ニューオーリンズから車で約１時間半、メキシコ湾に面したカジノの街だ。

　カトリーナ襲来で、税収の３分の１がカジノ頼みだったビロクシーは窮地に追い込まれた。

　ミシシッピ州は賭け事を嫌う宗教右派の圧力で、水上営業のカジノしか認めてこなかった。地元当局はハリケーン再来を恐れるカジノが撤退すると危惧（きぐ）。州議会もすばやく動き昨年１０月、海岸から約３００メートルまでという条件付きで陸上営業を許可した。

　投資意欲をかき立てられたカジノ業界は陸上施設の建設に次々と着手。売り上げも被災前の８割まで回復した。カトリーナ襲来１年の２９日には最大のカジノが再開する。

　昨年末、真っ先に再開したＩＰホテル＆カジノのジョン・ルーカス社長は「客の入りは信じられないくらい。人々は娯楽を求めていたのだと思う」と話す。

　ビロクシーのハロウェー市長は数年でカトリーナ襲来前の１０軒から２０軒に倍増させると宣言。西のラスベガス、東のアトランティックシティーに次ぐギャンブルの一大拠点にしようと意気込んでいる

YOMIURIより
　カジノですか。ラスベガスはすごいですよね。