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朝ドラの「ふたりっ子」で子役としてデビューして以来、大半の芸能活動を一緒にこなしてきた。そんな2人も昨春、大学を卒業。「今までは『マナカナちゃん、よく似てるから見分けつかへんわ』って言われることが多かったんですが、最近は『舞妓(まいこ)さんの方』とか言ってくれはる人が増えた。一人一人としても見てくれてるのかなと、すごくうれしい」(佳奈)。大人っぽい笑みを浮かべる。
「だんだん」では、めぐみ役の茉奈がギターに、のぞみ役の佳奈が京舞に初挑戦。自他共に認める「自主練好き」だが、なかなかハードな日々だったようだ。 「毎日、ギターを持ち歩いてました。弾いてるときは最初は顔がこわばって、『笑え、笑え』といわれても作り笑いになるから顔が痛くて…」(茉奈) 「祇園に通ってけいこしたり、家で練習したり。想像よりもはるかに難しくて、体全体が筋肉痛になるんです」(佳奈) 茉奈は、一人で大阪の梅田や京橋に路上ライブを偵察しに行って研究したという。 プライベートでも役柄が出てしまうという2人。他の仕事を断ってこのドラマに懸けているだけに、没頭ぶりも今まで以上だった。「(舞妓を演じて)佳奈が女っぽくなった」と茉奈が言えば、「自分ではよく分からないけど、毎日着物を着てると若干、変わったみたい」と佳奈。すると茉奈が「私はジーパンばかり履いてるから、前にも増してがさつになってる」。息の合った掛け合いが見事。 ドラマはいよいよ佳境に入り、2人がついにプロ歌手としてデビューしたが、「のぞみが私服姿になったことで、一歩間違えるとマナカナになっちゃう」(茉奈)恐れもある。佳奈も「これまでは課題だった京舞や京言葉、着物の作法ができれば半分以上役作りできる部分があったけど、今は身一つで表現しないといけない」と苦笑い。 ヒットチャートを駆け上るという設定だけに、歌唱力もこれまで以上に問われるが…。 「双子ならではの雰囲気やハーモニーが私たちの魅力。私たちらしいアーティストを目指していきたい」(茉奈)。朝ドラ主演2度目らしい貫禄(かんろく)で締めてくれた。(田辺裕晶) ◇ みくら・まな(写真左)、かな(同右) 昭和61年2月23日生まれ、大阪府出身。一卵性双生児。5歳からCMに出演、平成8年にNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で主人公の少女役としてドラマデビューし、話題を集めた。「月の子供」(19年2月)に主演するなど舞台でも活躍するほか、最近は歌手として音楽活動にも力を入れている。20年3月、ともに関西学院大社会学部を卒業した。 産経ニュース なんか自然に消えて行きそうだなぁ PR ![]() ![]() |
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