敏腕代理人

広島・高橋建投手（３９）がメジャー挑戦を目指して、米国屈指の代理人事務所と契約を結ぶ方針であることが１１日、明らかになった。メッツ・サンタナやレッドソックス・岡島を手掛けたＰＥＧ（ピーター・Ｅ・グリーンバーグ事務所）。夢を追い求めて、１３日に申請書類を提出し、正式にＦＡ宣言する。

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　不惑を目前にして夢の舞台への挑戦を決めた高橋を、心強い援軍が後押しする。米エージェント業界でも、指折りの実力社であるＰＥＧ（ピーター・Ｅ・グリーンバーグ事務所）。敏腕代理人がメジャーへの橋渡し役を務める。

　同社は２度のサイ・ヤング賞に輝いたヨハン・サンタナ投手（メッツ）にメジャー投手として史上最高の６年１３８億円の大型契約をもたらし、０７年には米経済誌「フォーブス」で「ナンバーワンエージェント」に選出された大手事務所。

　日本人選手では０６年オフに岡島秀樹投手のレッドソックス入りに尽力した。アレックス・ラミレス外野手（巨人）、ロベルト・ペタジーニ内野手（元巨人）、アーロム・バルディリス内野手（阪神）など日本球界に優秀な外国人選手を送り込んでいる実績もある。

　高橋は「代理人の候補には素晴らしい方がいるので、その方にお任せしようと思っている」。現時点で球団やリーグなどの希望はないが、契約に関するノウハウや、条件面などのデータを豊富に持つ同社に全幅の信頼を寄せており、近日中に代理人契約を結ぶ見通しだ。

　この日、大野練習場で軽く汗を流した。ＦＡ権を行使する方針を固め、すっきりした表情だった。家族の了承もあり単身で乗り込む決意を固め、１０日に球団に意思を伝えた。

　「カープに戻れない覚悟はしている。年齢のことは言いたくないけど、かなりエネルギーも必要になる。でも、また一から自分を信じてやりたい。夢は１勝。ウイニングボールを手にして、日本に持ち帰って家族に見せたい」

　高橋は現在３９歳７カ月。仮にメジャーで登板を果たせば、０６年に３９歳７０日でデビューした桑田氏（当時パイレーツ）を超え日本人最年長となる。球史に名を残すべく、高橋が野球人生最大の挑戦へスタートを切った。

デイリースポーツ

メジャーに挑戦するには代理人が必要なんですねぇ。